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2009/09/01

9月の新作リリースに続き、来年はツアーを計画

西ロンドンのBRITISH GROVE STUDIOSでレコーディングした通算6枚目のソロ・アルバム『GET LUCKY』を9/15にリリースするMARK KNOPFLERが、2010年にはツアーを計画していることを明らかにした。

「ツアー期間は4〜5ヶ月ほどを想定していて、時期は4〜5月に全米、6〜7月にヨーロッパを回りたいと思っている。特にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでは、1週間のライヴを実現したいと考えているよ。自宅から比較的近い場所だし、あのホールで1週間パフォーマンスできたら最高の気分だろうね」とKNOPFLER。

この最新作『GET LUCKY』には、KNOPFLERの過去のアルバムのほとんどに参加したミュージシャンたちを起用したが、ツアーでもそのメンバーたちが変わらずに参加する予定とのことだ。そしてこのツアーに関してKNOPFLERは、「偉大なる小型船が航海に出かける感じで、その船長を務めるのが僕ってわけさ」とコメント。「ツアーを実現することこそが、ここ最近のレコーディングのモチベーションにつながっている」と語っている。

「ツアーやライヴでは本当に多くの楽しみを体感できるし、すべてがポジティヴに感じられる。それにアルバム売り上げのような財政的なことを気にせず、演奏そのものを純粋に楽しむことができる。これは世界中で演奏するミュージシャンにとって重要な要素だと思うし、自分の曲をいろいろな切り口で演奏することは本当にエンジョイできる経験なんだ」

もちろんツアーではニュー・アルバムからの新曲も演奏するが、DIRE STRAITSの過去のヒット曲などもパフォーマンスすることは確実で、「ファンにとって、DIRE STRAITS時代のヒット曲は重要な存在だからね。でも常に気をつけていることは、決して同じ演奏には終始しないということだ。もちろん、ファンの中に出来上がった曲のイメージを壊すのは避けたいから、最初の4小節あたりまではオリジナルに忠実に演奏してる。でも「SULTANS OF SWING」なんかでは、毎回エンディングに変化を加えるなど試行を凝らしているよ」と語っている。

新作『GET LUCKY』は、全米アルバム・チャートで26位に初登場を果たした2007年の『KILLS TO GET CRIMSON』に続くアルバムで、第1弾シングルとなる「REMEMBERANCE DAY」の売り上げ収益金は、英国在郷軍人会を支援する活動“THE POPPY APPEAL”に寄付されることになっている。

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